おかしなダイエット番外編 〜おせちなダイエット〜

どらねこ「みんな準備はいい?」
モニョ子「はい、OKです」
みつどん「では。コホン。えーみなさま、新年あけ」
ポニョ子「あけましておめでとうございます!
モニョ子「今年もよろしくお願いいたします」
どらねこ「菌が真粘!」
みつどん「……いや。いやいやいや! 新年1発目の挨拶が非実在青少年とかないでしょう!」
どらねこ「今さらそおんな事きにすんにゃよおう」
みつどん「って若干一匹がすでに出来上がってる!?」
モニョ子「お酒、強い方だと思ってましたが」
ポニョ子「ああ、お屠蘇散マタタビ入れたから」
みつどん「何でだよ!?うわ、なんか変な味すると思ったら」
モニョ子「お屠蘇なんて年一回しか飲みませんからね。」
みつどん「タチわりいな(なお、どらねこは非虚実在宇宙存在です。動物に対する飲酒を奨励する意図はございません。おい、聞いてるかイシ●ラ)。」
ポニョ子「何か今、どす黒い声が聞こえたような」
みつどん「気のせいです」

去年のおもひで
予想を良い意味でも悪い意味でも裏切る接客と、奇抜を通り越してむしろ一回転してありなんじゃね?と好評なメニューでシャッター街にぽつんと生き残ったマニアックな居酒屋……その地下に、「南千住研究所Z」はあるが、ぶっちゃけお正月なので関係無し。
今回は番外編であるが、だからって何がかわるワケでもないような……。

登場人物

  • みつどん ブログ主 っておい、そこ修正線入れんな。メニュー開発担当。ダイエットには色々と愛憎半ばするらしい。

おせちは「イベントとして無駄にこだわる」派。

  • どらねこ:ネットで愛玩されるゆるふわモフかわ宇宙生物。ただしその虚飾を一皮剥くと……一皮分小さくなる、のだそうだ。栄養アドバイザー兼モフモフインストラクター。キノコをこよなく愛する。最近ダジャレ道に目覚めた。

おせちは「粋に雑煮」派。

  • ポニ.ョ子:敵か味方かで従業員とお客を判断する武闘急進派ウェイトレス。●蔵に正しいテキーラの飲ませ方を教えてやったのは私、と言い張っている。そして誰もそれを疑わない。

おせちは「しょせんおつまみ」派。

  • モニョ子:ポニョ子の色々と離れた妹。常識人。良い子属性が設定単位で染みついている為、展開がカオスになったおり大変に重宝。最近、ダイエットを始めた。

おせちは「おせちも良いけどカレーもね?」派。

みつどん(以下み)「いやぁ、全国的にお正月ですねぇ」
どらねこ(以降ど)尖閣的にお正月?」
み「時事ネタは風化しますよ。お天気にも恵まれて……」
ポニョ子(略称ポ)「来年の事話すと鬼が笑うわよ?」
み「いきなり書いてる時期バラされた!?」
モニョ子(此先モ)「えーと、今日のテーマはなんですか?たしか前回最終章とか言って盛り上げていた様な気がするんですが。ところで、あからさま必死に盛り上げようとしてると醒めますよね、一般論ですが。」
み「うん、ご協力感謝&マイルドな揶揄どうもありがとう。めげずに続けるけど、せっかくの年に一度のイベント、ネタにしない手はないと思って」
モ「それならクリスマスでも……」
ポ「あらあら、しっかりしているようでまだまだ子供ねもにょ子。まだクリスマスなんて信じてるの?
み「明らかに何かから逃避してるよね、藪蛇だからスルーして続けるけど。この高度情報化社会で、伝統と郷土の風土が未だ色濃く残っている『おせち料理』は食を考える上でとても興味深いテエマだと思うんだよ。思うんだよ?」
「どや顔はまかせろー(もふもふ)」
ポ「捻りすぎて原形を留めてないコピペで笑うのは困難よ?」
「………支払いはまかせろー(ばりばり)」
み「愛ゆえにスルーするとして。そんな訳で今日は、みんなのおせち事情を見せて貰おうかな?」


モ「でも、地下に幽閉されてるんですよね?」
「……あ…うん」
み「あああ良い感じにgdgdになってそんな設定誰1人覚えていないからそろそろ栄螺時空に巻き込めると思っていたのに…っ!」
ポ「いや、毎回あらすじで復習してるじゃん」
??「ボクもそこまで鬼じゃないから。お正月くらいは開放するよ?」
「こ、この声は!」
み「諸悪の根源にして行き詰まった展開を打破する切り札兼てこ入れの新キャラ!」
ポ「あ、店長」
??「盛り上げて貰って悪いけど、キャラ固まってないからもうしゃべんない」
み「登場そうそうメタ発言!?」
「メッタなことは言わない方が良いね」
 
ポ「さあ、気を取り直して。今年のおせちを大公開!」
「気を取り直された……」

ポニョ子の場合

ポ「私はこんな感じ」



「甘露煮はあるけど、甘辛く煮染める系が少ない印象だなぁ。あとはブリ大根?」
み「お重に入れたりしないんだね。何か見た目がおせちと言うよりオードブルみたいな……」
ポ「おせちなんて、何だかんだ言ってお酒のおつまみじゃない。だったら取りやすい方が良いでしょ泥酔してても」
モ「お屠蘇をお盆で飲むのはやめてね姉さん。」
「(なにそれ…)おせちは作り置きするから、日持ちを考えて砂糖・醤油などをバッチリ使い、火をしっかり入れるから塩分過多に成り易いんだよね……」
み「定番の蒲鉾にしてから塩分多いですからね、おつまみとしては最高ですが。定番と言えば、お雑煮が結構具だくさんだね。お餅は角餅?」
ポ「何言ってんの?お雑煮なんだから角餅に決まってんでしょ!問題は7個入れるか8個入れるかで…」
み「あの土鍋1人前かよ!お雑煮は5個って昔から決まってるの!割り切れない数!」
モ「初耳な上にお椀に入らないと思います」
「そもそも、角餅とは限らないんし、焼いて入れるかどうかも地方によって違うんだヨ」


 

み「右はシンプルですね。干し椎茸にナルト、鶏肉、三つ葉……」
モ「左は根菜たっぷりですね。」
ポ「そういえば、アンコ入れるとこがあるって聞いたけど?」
「香川だね。白味噌に丸いあんこ餅入れるらしいから。まあ島根とかぜんざいを出す地方もあるみたいだヨ」
み「なんか有り得ないの3乗ですね。角でなく丸餅でお味噌であんこ、ですか」
白味噌仕立ては京都が有名だけどね。お餅は東西で分かれる印象かな。角餅が東、丸餅は西。九州は丸角混在でごちゃごちゃ」
み「メンドクサイんですよね九州。特に長崎」
「奇遇だねぇ、僕も聞いたよメンドクサイ話。ブリのお刺身を器に敷いて、覚え切れないくらいいろんな具を入れて出汁を注ぐらしいね」
み「しかもアゴ出汁。知り合いの奥様に聞いた話だと」

具は焼いた丸餅、唐人菜、 魚(ブリ、タイ、アラなど)、トリだんご(ツルやキジの肉)、紅白のカマボコ、 エビカマボコ、干しナマコ、シイタケ、結びコンブ、サトイモ、タケノコ、クワイなど。元旦からもう大変。

「ポイントは、お節は作り置きできるけど、お雑煮は食べるとき作らなきゃいけないことだね」
ポ「うわメンドクサイ。」

モニョ子の場合

モ「基本的には姉さんと同じです。でも、しょぱい上にお醤油味で単調だからすぐ飽きちゃうんですよ。だからおせちは元旦だけですね」
ポ「この子、2日からカレーやるのよ。それがねぇ……」
「お正月にご飯炊くの?」
モ「え?炊かないですよ」
み「それじゃルゥだけ?あ、スープカレーかな」
モ「?お餅があるじゃないですか」
「………………え?」

 (想像図)

み「えええええっ!!
モ「美味しいですよ?」
ポ「どうせならパックのご飯チンすりゃいいのに。毎年見てるけど、どうやってスプーンで食べてるのか未だにナゾだわ」
モ「〆の豚骨ラーメンにお餅浮かべてバリカタ、っていってる姉さんにだけは言われたくないです」

どらねこの場合

ポ「アンタ、おせちの事になると異常にうるさいわね。アンタのところはどうなのよ」
「いや、普通も普通。おーどそっくすに祝い肴と煮染めに雑煮というスタイルだヨ」
み「中身どんな感じですか」
「スタンダードな煮染めなどのおごっそうを肴にお酒を」






み「お酒って、これなんですか。うわ!トロッとしてる」
ポ「あ、それあれでしょ。ブルドックソース
「ビールだヨ!サミクラウス ( Samichlaus)。ブルドックじゃなくてサンタさん!スイス発祥の瓶内熟成びーるだよ」
モ「というか、どら猫さんの星でもお節ってあるんですね?」
「飲んで、最後はやっぱり雑煮で〆る。江戸っ子は野暮を一番嫌うから、お雑煮もシンプルなモノだよ。たっぷりの鰹節でダシをとって、そのなかに焼いた餅を二つ、小松菜とカマボコでおしまい。」
み「ふ〜ん(なんか違和感が……)」
「鯛はにらみダイといって三が日は飾っておくんだ。え〜と、あと何だっけパラパラ……」
ポ「何ヨンデルのよ(バシッ)」
「あっ、やめて見ないで……」
み「え〜と『美味しん●』?」
モ「元ねたがあったんですね。道理でうんちく解説と写真が食い違ってるな、って」
ポ「アンタ美味しん○批判エントリー書いてんじゃない。恩をあだで返すなんて所詮ネコね、本当は大好きなんでしょう!」
「ゴメンよ、本当は大好きなんだ。9巻までの栗多さん、ごめん!」
み「マニアックだなぁ」
「と、まぁそんなわけで昔は江戸っ子風だったんだけど、今はちょっと北の果てに居ることが多くなっちゃってカルチャーショックに戸惑いを隠せないんだ」
モ「おせちって地域でずいぶんと違いますものね」
「うん。でも内容よりも、なんつーか風習がずいぶん違うんダヨ。一番ビックリしたのはね、『おせちを年末に食べること』」
ポ「大晦日に?フライングじゃない」
「今は慣れたけど、アレには驚いた。やっぱ田舎だよねぇ、なんて失礼な事をほざいたら、実は年末に食べる方が伝統的なおせちの流儀らしいんだよね」
み「そう言えば、ウチの田舎でも大晦日から出しますね、おせち」
「そんなわけで年末におせちを楽しむんだけど。それだとさ、年末と言ったら普通はホラ」
モ「ああ、年越しそばを食べるタイミングがなくなりますね。」
「いつ食べるの?って聞いたら初詣から帰ってきた後食べるんだってさ。これは今でもなじめない、だってそれじゃあ年越したそばじゃない!」

ミツドンの場合(オチ)

み「では、ワタクシのおせちを」




 


み「大量のテンプラが特徴と言えば特徴です」
ポ「へー、割と本格的ね」
「思ったよりまともだなぁ。……お重1つハムと煮豚?」
み「貰い物の処理も兼ねてたんですが、バブル崩壊後も定着しました。」
モ「なんかいかにも飽きちゃいそうなおせちです」
み「飽きる?そんな事は断じてない!おせちなら毎日でも良いねわたしは。おこたに入って埒もないTV眺めつつちまちまとおせちをつつきビールを……ああ、天国は、ここに天国はあったんだよ!天国と書いてパライソと読むよ!」
「血圧上がりそう。……で、これは何人分?」
み「……は?」
「いや、だから、松の内で食べ尽くすとして何人分なのかな、ってイヤな予感がしてきたよ」
み「元旦分、ですよ。」
ポ「一日?ちょっと多いような気もするけど、おせち好きな家庭なのね」
み「一人暮らしですが?」
「……」
ポ「……」
モ「……」

急募:ダイエット

「そんな訳で、お正月太りが行きすぎている誰かさんみつどんの為に、急遽次回 お正月太り解消!?驚き3分ダイエット で正しいダイエット法を厳しく指導したいと思います。」
み「なにそのガッテン系タイトル」
ポ「つきましては、このデブ誰かさんやらせて人体実験させてみたいダイエット法を大々的に募集しまーす!」
み「ずれてるずれてるよ!って言うかひどっ」
モ「募集は、2010年12月いっぱいです。みなさまふるってご応募下さいね?」
み「おい日付!」
「さて、ここにみなさまからご応募頂いた沢山のダイエット法が!……ふむ、車酔いダイエット。効きそうだネ!」
ポ「ピロリ菌ダイエット虫歯ダイエットも良さそう」
み「なにそれこわい」

 
カミングスーン……
 



参考:日本のお正月〜お雑煮をめぐる物語〜
スペシャルサンクスbyTwitterさいころクラスタ

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