現実が追いついたものは虚構か夢か

 就任式典をずっと見ていたせいかぶっちゃけ眠いです。でも、深夜にアメリカ関係でNHKを注視していると、つい911を連想してしまいます。多分一生そうでしょうね……。
 仕事の早い職人さんのGJ。コメントはチョット酷いですけど。

我慢できない人はコメントを切ってコチラで日本語訳を参照下さい。以下引用は基本的にここから。→オバマ大統領就任演説〈要旨〉全文はコチラから。オバマ大統領就任演説全文〈1〉

これまで(私を含め)44人の米国人が大統領の宣誓をしてきたが、それはしばしば雲が集まり、嵐が吹き荒れる中で発せられてきた。そのような時に米国が生きながらえてきたのは、指導者の巧みさや思想だけによってではなく、国民が先人の理想に誠実で、(独立宣言などの)建国時の文書に忠実だったからだ。

 私たちは危機に瀕(ひん)している。我が国は暴力と敵意のネットワークに対する戦争状態にあり、経済はひどく衰弱している。この難問は現実のものだ。深刻で数も多い。短期間で簡単には対処できない。しかし、アメリカよ、それは解決できる。

 全体的に、危機的状況下において大衆扇動のアジ演説国民の鼓舞を前面に打ち出した演説だったように思います。超大国の自負と責任、現状よりも未来を選択した人々の末裔たる誇りを刺激する内容となっています。この辺、日本のと比べてみるのも一興かもしれません。麻生首相 所信表明演説(全文)

 日本は、明るくなければなりません。幕末、我が国を訪れた外国人という外国人が、驚嘆とともに書きつけた記録の数々を通じて、わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、ほほ笑む国民だったことを知っています。この性質は、今に脈々受け継がれているはずであります。蘇(よみがえ)らせなくてはなりません。

 日本国と日本国民の行く末に、平和と安全を。人々の暮らしに、落ち着きと希望を。そして子どもたちの未来に、夢を。わたしは、これらをもたらし、盤石のものとすることに本務があると深く肝に銘じ、内閣総理大臣の職務に、一身をなげうって邁進(まいしん)する所存であります。

 わたしは、悲観しません。

 わたしは、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことがありません。時代は、内外の政治と経済において、その変化に奔流の勢いを呈するがごとくであります。しかし、わたしは、変化を乗り切って大きく脱皮する日本人の力を、どこまでも信じて疑いません。そしてわたしは、決して逃げません。

 ん〜、まあ状況も違いましたしね。これを持ってして「危機感の差」と言うのは酷でしょうかね。
 アメリカの式典を見て少し思ったのは*1、日本でももっと派手にやったら良いんじゃね? ということです。曲がりなりにも日本の代表が選出される訳ですから、もうチョット賑々しくやったって良いと思うんですよ。オリジナル曲の披露まで言いませんが、取り敢えずバックに音楽くらいは流してもバチは当たらないでしょう。そもそも「楽」は公式行事に欠かせない訳だしソースは岡野玲子陰陽師ですが。
 と言う訳で、今度の総選挙で自民が勝ったあかつきには是非、秋葉でアニソンバックに就任式典を。麻生首相、お願いします。絶対実現しないこと前提で言ってますが。

*1:それと、なんだか偉そうな軍人さんが嬉しそうに大統領シャメ撮ってたのが印象に残ってます。そりゃあ撮りたくなるよなあ。