これがいわゆる画面脳と言う奴か……

 一昨日ご紹介した某所*1では依然熱い議論がすれ違っております*2が、御陰様で当ブログも文字通り千客万歳。念願だった初TBも頂きましていやあDISとケンカはブログの華ですね。
 それはそうと、今回の一連の騒動(?)に懸念を表明する方もおられます。

エントリ自体よりもコメント欄を見たほうがはっきりわかると思うのですが、TAKESANさんはtittonさんを説得しようとは考えていないようです。では、ニセ科学批判批判が正当な主張だと思ってしまいそうなギャラリーに訴えかけているかというと、そういうわけでもなさそうです。
(中略)
おそらく、このやり取りが存在することでメリットを得るのは、TAKESANさんを信頼しており、tittonさんとのやり取り精読する情熱の無い人だけだと思われます。TAKESANさんを信頼している人はおそらくニセ科学批判側にいるでしょうし、検討しようという気にさえなれば、自力でtittonさんの主張のおかしさを認識することができるでしょう。

出てきたやり取りのなかから、ニセ科学批判者が考えを深めるためのアイデアが生まれるかもしれませんが、まともに相手をした場合に比べて、その可能性は低くなりそうです。ベネフィットはありますが、限定的ではないでしょうか。

 『ニセ科学批判批判を批判しているニセ科学批判者の批判の仕方を批判してみるよ』*3というエントリーからの引用なんですが、このエントリー最初に

まずはじめに、これはニセ科学批判者向けなので、それ以外の人は読まないでお帰りください。どうぞよろしくお願いします。ニセ科学批判者以外には変な誤解を生みそうですから。
(中略)
ニセ科学批判者のやりかたは間違っている」とか「ニセ科学批判者のやりかたは逆効果だ」とか主張するつもりは全くありません。特にモラルから逸脱していることもないかと思いますし、逆効果かどうかなんて私には判断できません。というわけで、タイトルの「批判」という表現は煽りです。

と注意書きが付いていまして。私なりにこの注意書きを消化した結果、ブログ主様の意向をおもんぱかってリンクは敢えて張らないことにします。ご了承下さい。
 さて。私はTAKESANのやりとりの方法がギャラリーに対して有効でないとは思いませんし、結構膨大になったやりとりの結果、今更tittonさんの主張をギャラリーが見誤る誤解することは無いとも思います。とはいえ、所詮私は「TAKESANさん*4を信頼している人」であるので、その辺り公正に判断を下している自信はありません。
 結局の所、議論を建設的に進めるためには双方の協力、と言うより協調が必要なのでしょう。どこで聞いたかど忘れしたんですが、「相手の最良の部分を攻め、自分の最弱な部分で受ける」姿勢こそが必要なんだろうと思います。それがどんな相手でも、正しいことは正しいと認める度量も。

よい社会を目指すために批判を行っているのであれば、科学的に正しいかどうかのみではなく、社会にどのような影響を与えるのか、落とし穴はないのか、暴走して排除すべきでないものまで排除してしまう危険はないのかなど、様々な点を考慮しながら批判を行うべきだ。

 と言う訳で、上のtittonさんの主張*5を虚心坦懐に受け止め己の姿勢を今一度見つめ直してみましたところ、自分が恐ろしく根本的な所で「水伝」を誤解していることに気付きました。はい、ここからが今日の本題です。
次のアドレスをご覧下さい。http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/mizuden_doutoku2.html
 ――ああ、そうじゃなくて。アドレス先に行ってみて、と言う意味じゃなくていやこんなブログなんかより良いこと書いてあるんで是非見て頂きたいんですが。
 このアドレスのこの部分をご覧下さい。/~kikuchi/nisekagaku/mizuden_doutoku2.html
 mizuden
 「水伝」……皆様。この漢字どうお読みになりますか?
 私は今の今まで、ずっと「すいでん」と読んでいました。
 みずでん! 考えてみたら、「水からの伝言」なんですから、当然「みずでん」ですよ。なにやってんでしょうね。読み方も知らないで批判めいたことを言ってたんですか私は。みつどんってばかなの? しぬの?*6
 今日、私は一つ賢くなりました。これもtittonさんの御陰じゃよく考えたら全然無いんですが、とにかくきっかけをくれたのは事実ですのでありがとうございます。皆様もお気を付け下さい。ああ恥ずかしい。

*1:Interdisciplinary:詭弁者様ではコメント欄が一杯になって現在、掲示板の方に舞台を移行した模様です。

*2:なんかどんどんtittonさんのコメントが先鋭化しているような。あれだけ書き込めば地も出ますね。

*3:リーダビリティを計算し尽くした素晴らしいタイトルだと思います。

*4:当ブログにおきましては、「TAKESAN」等の敬称を織り込んでいらっしゃる敬称略系なHNの方に対しては敬称を略させて頂いております。微妙な方(3donとかね)は個別対処と言うことで。

*5:探すのに苦労しました

*6:馬鹿ですし(いずれ)死にます。