メイドとメードを分かつもの

 昨日のメイド服関連エントリーでは沢山の方に来て頂いて、正直世の中狂ってる戸惑っております。今までで上げたどのエントリーより反響が大きいですが、皆様方の見識の高さと日本オワタ\(^o^)/を強くかみしめている今日この頃。お礼に秘蔵のメイドフォルダが火を噴くかと思いましたが、ハラスメントをネタにするとはけしからん!と怒られそうですし、いや、実にけしからん!とニヤニヤされるのも不本意ですので*1止めておきます。
 メードvsメイドの新聞表記に関しては、ublftboさんが微妙に情報弱者な私に変わって検索して下さったようです。ありがとうございます。とても参考になりました。
 取り敢えず、一番解りやすかった詩人ミスラの、FF11放浪日記 かも試練様より引用。

新聞や雑誌などでは「メイド喫茶」が「メード喫茶」と書かれている場合があります。
その記述の理由は共同通信社が出している「記者ハンドブック」。
これは新聞記事の書き方・用例の基本となるもので、新聞や雑誌の記事はこのハンドブックに従った記述になっているわけです。

実際に最新版である第11版を見てみると、外来語の書き方、用例というページでは『原音で二重母音の「エイ、オウ」は、原則として長音と見なす』とされています。メードもこの原則に倣ったものなのですね。

記者ハンドブック第11版

記者ハンドブック第11版

 問題は、固有名詞や商標はその通りに表記する、という原則もある、ということです。つまり、 この商品は問答無用でメイド表記になる訳ですね。
 境界例といいますか、微妙なのが「メイド喫茶」、「メイド服」もそうですが、これらは表記にある程度揺れがあるようです。今回ネットを見た限りではメイドとメードほぼ半々といった感じでした。
 将来的には、「メイド」という言葉が定着、例えばメードインジャパンのメード(made)と区別してメイド(maid)と呼ぶ、という用法が一般的になれば、新聞でもメイドと表記するようになるでしょう。メイド派の皆様、良かったですね。因みに、言わずもがななので今まで宣言しませんでしたが、私は常にメイドの側に立ちます。

*1:尚、一部ブックマーク等で私の服装に関する嗜好に対し、誤解が生じていないようなのでここでハッキリと宣言しますが、メイド服は良い物です。