プロフィール欄の「血液型欄」について

 追記あります。
 doramaoさんの所で「滑らかな筆致」と過分なお言葉を頂戴したので、今回はネタは避けようと思っています。滑るから♪…………ほらね
 さて、doramaoさんことエルバッキーどらさんのプロフィールを見て感銘を受けたので、自分の所にも手を入れてみました。
 特に「血液型」欄のシンプルな意思表示にいたく感激したんですが、逆を狙って書き込んだ所250文字以内にせい、と怒られたので適当に刈り込んで全文はこっちに載せとこうと思います。

そんなこと聞いてどうするの? 輸血の時参考にでもしてくれるの? ひょっとして……まだ、21世紀にもなって、ネットに繋げるだけの理性があるのに、血液型性格判断なんて本気で信じてる?
……ちょっとそこにお座りなさい。
いいですか? 血液型で性格が解るなんて言うのは迷信です。そもそも性格を4つの類型に当てはめること自体が不可能でしょう。それでも当たっているように見えるのは、一般的で誰にでも当てはまる物言いか、外れている所を無視しているか、もしくはその両方です。よく考えてみて下さい、環境も教育も全然違う人間なのに、同じ血液型なら同じ性格なんですか? そんなのおかしいですよね?
×型だからこんな性格、なんて言うのは、その人自身と向き合っていない、その人自身を評価しない安易な姿勢です。決めつけと言っても良いでしょう。よく、その人を知る手掛かりになる、とか言う人もいますが、初対面から偏見を抱く事に、その人を知る為のどんな手掛かりがあるんですか?
と言う訳でコラはてな!こんな項目作ってんじゃねぇ!

 ちょっと荒いですが。私の血液型に対する意見は大体こんな感じです。
 血液型性格判断に関して。こんな良記事がありました。
週のはじめに考える 血液型では決まらない

またぞろ血液型性格診断がはやっています。単なる遊び心だからなどと擁護する人もいるでしょうが、差別や偏見、思考停止につながらないか心配です。
(中略)
こんな血液型性格診断ブームを米誌「NEWS WEEK」電子版(二月一日号)が皮肉っぽく紹介し、こう指摘しています。

 「日本では血液型は結婚相談所から職業の決定に至るまで決定的な役割を持ち、いかに科学的に反論しても歯が立たない」

 実際に、血液型を結婚の相性テストに使ったり、従業員に仕事を割り当てる場合に利用したりする会社があるそうです。園児のクラス編成に使用する幼稚園もあるといいます。
(中略)
血液型と気質の関連を科学的な研究対象にしようとする試みは、昭和の初期から医師や学者によって行われてきましたが、結果的に科学的な差異が認められなかった経緯があります。先の米誌の記事の中で菊池聡信州大准教授(心理学)は、こう言っています。

 「血液型は血液中のタンパク質によるものであって、性格とは何ら関係ない。血液型性格論はえせ科学であり、その考えは人間理解の妨げになり、人種差別主義と同じようなものである」

 欧米では血液型の話は冗談ではすまされません。第一次世界大戦後のドイツで、ナチスユダヤ人迫害のスローガンとして「純粋なアーリア人の血をユダヤの血で汚すな」と呼びかけたとされます。「血で人が異なる」という信念が強調され、アウシュビッツにつながる民族大虐殺が行われたことを連想させるからです。

 血液型性格論が与える最大の問題点は、人にレッテルを張ったり、決め付けたりすることです。これは差別や偏見の入り口となります。本人の能力や資質とは無関係の論点だからです。

 血液型で人を語る問題点を一通り網羅しています。こう言った記事を書けるジャーナリストもまだいますので、「マスゴミ」と一括するのはなるたけ避けたいですね。 


追記 2009/03/09
 コメント欄にて、TAKESANより有益なツッコミが入っています。

▼▼▼引用▼▼▼
そもそも性格を4つの類型に当てはめること自体が不可能でしょう。
▲▲引用終了▲▲
→類型なので、いくつかの種類に分ける事は可能。それが4種類ではいけない、という理由は特に無いです。

▼▼▼引用▼▼▼
よく考えてみて下さい、環境も教育も全然違う人間なのに、同じ血液型なら同じ性格なんですか? そんなのおかしいですよね?
▲▲引用終了▲▲
→多分、血液型性格判断を信ずる人は、環境より遥かにABO式血液型の因子の影響が強い、と(直感的にしろ)思っているのだと思います。なので、「いや、だから血液型ってそれだけ効いてるんでしょ?」となるかも。

 それに併せてプロフィール欄の当該項目を修正・削除しました(そのうちまた変えるかも)。エントリーはそのまま残して、後ほど関連エントリーを上げようと思います。(上げました。「血液型性格判断」を批判する(悪い見本)
 と言う訳ですので皆様、コメント欄必読!でよろしくお願いします。TAKESANありがとうございます。皆様、ご迷惑おかけしました。