MOSとKFC 照り焼きチキン対決

 チキンと言えばケンタッキーから新商品が出たようで、クーポンも手に入ったことだしと食べてみることにしました。で、どうせならテリヤキの元祖MOS BURGERのテリヤキチキンと食べ比べてみようか、と。
 最初にことわっておきますが、私MOS BURGERです。これは個人的な思い出が絡んでまして揺るぎないです。MOS様に比べれば某大手バーガーなんざ煎餅に○大ハンバーグ挟んだようなもんです。だから対決とか書いちゃてますけど、ハッキリ言って八百長出来レースです。控えめに言ってもKFCアウェー。つい「ほほぅ、この私をどこまで楽しませてくれるのかな?」的視点で見てしまうのは、あの食べにくい芳醇なトマトソースに魂を奪われた者としては致し方ないことであります。
 そんなわけで、並べて交互に囓ってみました。ちなみに具材はどちらもレタス・チキン・タマネギにテリヤキソースとマヨ。構成も同じ。

 
KFC 炭火焼きチキンサンド 350円※現在発売終了。美味しかったのに残念。


 って、あれ? これ結構いけるよ? 特にふっくらとして甘みがあるパンズがなんとも。それにレタスの量が素晴らしい! テリヤキと言ったら、「ヤケクソに詰め込まれたレタス」(by火浦 功)。その伝統をしっかり継承しています。鳥肉は柔らかめ。個人的にはやや甘い照り焼きソースがちょっと過剰に感じました。タレが「かかってる」感じ?

 
MOS BURGER テリヤキチキンバーガー 320円


 改めてパンズを見ると、味は濃いものの比べてやや固めかもしれない。ただ、それが歯ごたえになっていて「バーガーを囓る」感を演出している。レタスの量はどっこい、質はさすがにMOSに軍配が上がる。色濃いシャリシャリレタスがたっぷり! 鶏肉はタレが「染み込んでいる」感じで、しっとりしながら実に香ばしい。「炭火焼き」でイメージする味には、むしろこっちの方が近いかも。

 判定 囓ったときの香ばしさでMOS
 いやいや、KFC大健闘じゃないですか。「ハンバーガー」としての完成度の点で、まだまだMOSには及びませんが、まあ、バーガーチェーンじゃないのでそれは仕方ないことでしょう(勝者の余裕)。
 今回食べ比べたパンズの方向性が全く違っていて、バーガーにおけるパンズの役割や、両者のバーガーの方向性(哲学)が再確認できました。私的には大収穫です。……次はチキンカツ対決かなあ?